
よーし、今日もいっぱい食べるぞー!たくさん食べた後に眠くなるのがたまらないんだよなぁ♪

仕事バリバリやるぞー!エネジードリンクで気合い入れだ!!

甘いもの甘いもの甘いもの…うーん…我慢するのが辛いわ…もう食べちゃおうかしら…。
こんな方々が実際にいるとかいないとか…。それはそれとして、私自身も小学校の頃からプリン、クッキー、ケーキなどを自作するくらいに甘いものが大好きでしたし、大学生の頃などはファストフードも食していました。現在でも甘いものを見ると目が欲しがる自分がいるのですが、「食べた後に疲れるんだよなぁ」と考えて基本的に食べることを控えています。
前置きが長くなりましたが、今回も健康に結びつけた内容をお伝えしていきます。今回は整体師目線で甘いもの・糖質の怖さについてをブログ記事にしました。なお、あくまで一般論をベースとし、私なりに「分かりやすく」を意識してまとめたため、造詣の深い方や医療従事者や専門家の方からはツッコミ所もあるかとは思いますが、どうか広い心で読み進めていただければ幸いです。なお、今回は以下の私の動画をベースにした内容になっております。
今回は上記の動画をベースにしていますが、動画はかなり偏った内容になっておりますので、ブログは少しバランスを意識した内容にするように努めました。以下の目次を見ながら興味のある部分だけでもお読みください。
もくじ
“白い粉”の正体
冒頭でもう答えは出ているのですが、今回のブログテーマでもある“白い粉”の正体は糖質です。具体的には砂糖・小麦粉・白米などが代表的です。

そもそも糖質とは
糖質はタンパク質、脂質と並ぶ三大栄養素の1つですが、似た言葉に炭水化物があります。
実は炭水化物とは糖質と食物繊維の総称です。簡単に分類すると、体内で消化・吸収されやすいのが糖質、消化吸収されにくいのが食物繊維となります。このうち、糖質は栄養になりやすいという特徴があります
消化・吸収された糖はブドウ糖などの細かい分子になって血流に乗って体の各細胞に運ばれ、主にエネルギー源として体内で使われます。

昨今はやたらと糖質制限が話題となっていますし、このブログをお読みの方でも実践している方もいらっしゃるかもしれません。何かと悪者にされがちな糖質ですが、速やかに吸収されて活用されやすいエネルギー源なので決して悪者というわけではないのです。
糖質と血糖値とGI値
さて、血液検査で血糖値の項目がありますが、血糖値とは血液中のブドウ糖の濃度です。

血糖値はさまざまな要因で上下しますが、食後は糖が体内に吸収されるので血糖値が上がります。この食後の血糖値の上昇を示す指標として利用されているGI値(グリセミック・インデックス)というものがあります。これは食品に含まれる糖質の吸収度合いを表しています。
そして、GI値が70以上の高い食品(高GI食品)は血糖値を急激に上昇させ、GI値が55以下の低い食品(低GI食品)は血糖値を緩やかに上昇させます。中間の中GI食品というものもあります。

高GI値食品は血糖値を急激に上昇させるため、肥満や2型糖尿病などのリスクを高める可能性があります。一方で、低GI食品は血糖値を緩やかに上昇させるため、肥満やメタボリックシンドロームの予防・改善に効果的とされています。上記は大まかなイラストなので、ご興味がある方はGI値で検索すると一覧表を見ることができます。

糖質と痛みやしびれ、老化との関係性
糖質を過剰に摂取したりして体内で糖が余るような状態になると、「体のコゲつき」と呼ばれる糖化反応(Glycation)というものを引き起こします。

この糖化反応が起こることで血管や骨、筋肉などの組織が硬く、もろくなっていきます。結果として、もろくなった組織は壊れやすい(ケガをしやすい)ので痛みやしびれ、老化の原因になってしまうのです。そして糖化反応が進んでいる方は組織の回復力も遅く、施術をしても痛みやしびれが取れにくい傾向にあると思います。

何となく糖質の過剰摂取や甘いものの習慣的な摂取が「体に悪い」と知ってはいても、痛みやしびれ、老化にも関わっていることはご存知ではない方も多いのではないでしょうか。記事更新が前後してしまったのですが、以下の糖尿病のブログやお酒の害のブログでも同じような内容をお伝えしておりますので、ぜひお時間のある時にお読みください。
食後に眠くなる理由
ところで、糖質を過剰に摂取したり、甘いものを食べて血糖値が急上昇することを血糖値スパイクと言います(この時に糖化反応が進んでいます)。

人体には、体の状態を一定に保つホメオスタシス(生体恒常性)という基本的な機能があるため、血糖値スパイクで上がり過ぎた血糖値を下げるために急激に下げる反応性低血糖という反応が出ることがあります。
一般的な低血糖の症状として、冷や汗、動悸、倦怠感、手足の震え、めまい、意識障害、けいれんなどがありますが、ドカ食いなどの後に眠くなるのは失神(気絶)に近いものであり、意識障害の一種と言っても差し支えないのかもしれません。これはもちろん、集中力低下やイライラにもつながりますので、身体的にも精神的にも社会的にも良いことはないと考えられます。

具体的な対策方法|糖質との付き合い方
繰り返しになりますが、糖質は主要なエネルギー源でもあるので人体にとって重要な栄養素です。食事はさまざまな食事法があり、さまざまな考え方があり、宗教的な背景を持つ方もいらっしゃいます。また、経済的な事情も絡む方もいらっしゃることでしょう。
さまざまな事情があることを前提とした上で、以下は一般的な血糖値の急上昇を防ぐ方法について挙げていきます。
ベジファースト・プロテインファースト
食事で最初に野菜やたんぱく質を摂取する食事法です。

野菜類やタンパク質を先に摂取することで、血糖値の急上昇を防ぐことができます。

とは言え、野菜類を多くし過ぎてもエネルギー不足(カロリー不足)になりがちです。その時は胃が膨れてもエネルギー不足だと後々お腹が減りますので、糖質を摂取することは重要です。
糖質を選択する
糖質といっても幅広いですが、例えば全粒粉を使用したパン、お米だと玄米を選択すると食物繊維も同時に多めに摂取できるので血糖値の急上昇を防ぎやすいというメリットがあります。

ちなみに私は特に何の抵抗もなく、もう何年も玄米生活をしています。デメリットを挙げるとすれば、よく噛まないといけない点(これは意識の差だと思います)や農薬の影響を受けやすい点(これは商品を選べば良いです)などでしょうか。
運動する
ウォーキングやランニングなどの有酸素運動(週150分程度)や、筋トレを行うことで糖代謝能力の向上が期待でき、食後の血糖値の上昇具合にも良い影響があるとされています。

ドカ食い、甘いもの、エナジードリンクを避ける
当たり前ですが、ドカ食い・よく噛まないといった食べ方にも注意が重要ですし、また、甘いもの・エナジードリンクといった摂取する食品そのものにも注意が重要です。

個人的な意見も含みますが、昨今はエナジードリンクはその名前から「元気の出る飲料!」と印象付けられて若者にも人気のようですが、成分表示を見ると大抵は果糖ブトウ糖液糖という名称からして糖まみれのものが1番か2番目に表示されています。飲んだ直後は血糖値スパイクでテンションが上がって元気が出た感じがするのかもしれませんが、長続きはしないはずです。
不機嫌な子どもは甘いものが原因?
子どもは大人よりも正直で反応がわかりやすいので、甘いものを与えると夢中で食べると思います(私の姪っ子もそうでした)。甘いものやお菓子は口当たりも良いですし、血糖値が上がったらご機嫌になります。しかし、その後に血糖値が下がるとイライラして癇癪を起こしたように怒り出したり、キーキー騒ぎ出したりということが起こり得ます。

全てを避けるというのは難しい世の中かもしれませんが、甘いものを与えないことは子どもにとっても良いことなのかもしれません。
まとめ:糖質との付き合い方を見直してみてください
今回は糖質との付き合い方を整体師目線でブログ記事にしました。一般に糖尿病などの基礎疾患の原因になることはご存知の方も多いと思いますが、痛み、しびれ、老化に関わることも今回のブログでお伝えできたかと思います。

今回のブログでお伝えした内容を参考に、ご自身に合った対策を見つけていただければ幸いです。
おまけ:私も甘いものは好きです…
冒頭でお伝えした通り、私は小学生の頃から甘いものを自作するほど甘いものが好きでした。
自作してみると「こんなに砂糖使ってるんだ…」と恐ろしさを感じることができるので、ある意味では学びになるかもしれません…(という言い訳)。
神奈川県伊勢原市の整体院すいっちではさまざまなお悩みの方に選ばれ、施術させていただいています。ぜひ、以下の画像をタップして当院のホームページもご覧になってみてください。

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