4つの食事法と体験した効果:玄米菜食・高タンパク・ファスティング・MEC食

動物性食品は体に悪いので、基本的に玄米や全粒粉のパン、そして野菜を中心にヘルシーな食生活を心がけています!

体のほとんどはタンパク質でできています!だからプロテインを1日に4〜5杯は飲んでいますよ!!

日本人は食べ過ぎ!1日1食、食べても2食で十分。私はさらに月に1回は3日くらいのファスティング(断食)もしていますよ!

栄養を摂るだけならサプリメントで十分。食事の時間がもったいないし、タイパの面でも良いですよ

こんな方がいるとかいないとか…いえ、実際にいるのです。なぜならこれらはすべて20代前半から30代前半までの私の食事歴とその思想を反映しているからです。おそらく、当時の私よりももっと極端な食事を実践し、思想を持っている方もいることでしょう…。

ところで“You are what you eat.(あなたはあなたが食べたものでできている)」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?聞いたことのない方でも何となくお分かりになると思いますが、間違いないなく私たちの体や心の状態は、日々の食事によって大きく影響を受けているということです。

しかし、食事の重要性を身に沁みてわかっている方が多くはないこともまた真実でしょう。

とはいえ、しかし、何をどう食べれば良いのか迷うことも多いと思います。今回のブログでは、私がこれまでの体験したさまざまな食事法と私に起きた変化についてお伝えしていきます。ただし、食事に絶対的な正解はないと考えられますので、今回の内容はあくまで参考程度にお読みいただければと思います。

実体験から学ぶ!私が試した4つの食事法と変化

まず初めに私がこれまでに体験してきた食事法を羅列します。

  1. マクロビオティック(玄米菜食)
  2. 高タンパク食(プロテイン)+メガビタミン
  3. ファスティング(断食)
  4. MEC食
4つだけとはいえ、我ながらいろいろな食事を試した物だと思います。

文字面でどんな食事法かイメージできるものとそうでないものがあるかと思います。これらの食事法の紹介はまた別の機会にするとして、今回の主なテーマは「じゃあ実際にその食事法の効果はどうだったの?」というところです。実際のところ、それぞれの食事法で異なる結果が得られたので、その変遷を時系列でご紹介していきます。

20代前半:社会人になって激太り

まずはさまざまな食事法を試す前の私の状態をご説明します。そもそも若い頃の私は健康と食事に興味を持って生活をしていませんでした。そして大学を卒業して就職し、お給料をもらうようになると食生活が一気に乱れました。

当時の私は土曜日は午前仕事だったので、仕事を終えると駅前のファストフードを持ち帰りをして、帰宅後にバクバクと食べて気絶するように寝る(今思えば血糖値スパイク後の反応性低血糖でした)という生活をしておりました。

伊勢原駅前にはMから始まるファストフードが今でもあります。

この時の私は170cmで体重が69kgまで増え、当時の人生最高体重を更新していました(ちなみに170cmの場合の標準体重は63.6kgです)。

20代前半の続き:玄米菜食を始めて激痩せする

落ちこぼれ理学療法士として働いていた私は自分の知識と技術のなさに焦り、さまざまな勉強会に参加するようになりました。その中のとある勉強会で「セラピスト自身も体を整えないと施術の効果が低くなる」と聞かされました。これを聞いて「セラピストの体調が悪いのは商品見本としてあり得ないし、確かにそうだな。あと太っていたら示しがつかないし、説得力がない」と思ったタイミングでマクロビオティックという、いわゆる玄米菜食が中心の食事法に出会いました。

マクロビオティックは玄米菜食を中心とした食事法です。

マクロビオティックは緩めに実践しました。マクロビオティックは肉や魚などの動物性食品を全く摂らない食事法ではないものの、それまでの私から考えれば動物性食品や加工食品の摂取量・頻度ともにかなり減りました。そのため、外食の機会もかなり減りました。

また、結果として当時の運動量が高かったことも相まって最大17kg痩せました。そのほかの変化としては慢性的にあったと気がついた腰痛や肩こり、便秘がかなり改善しました。また、幼い頃からある花粉症の症状の軽減を感じました。明らかな体調面でのプラスの変化があったため、私は緩めとは言えマクロビオティックにのめり込んでいきました(ちなみに私はこれを菜食ハイと呼んでいます)。

若かりし頃の私です。この時は52kgよりももう少し体重があったと思います。

マクロビオティックは約4年ほど継続しましたがある頃から弊害が生じ始めました。継続すればするほど肌乾燥や1ヶ月以上治らない風邪などを経験しました。これは今振り返れば栄養不足による不調だと考えられます。また、あまりにも激痩せしたため、担当していた患者さんにリハビリ室の鏡の前に連れて行かれて「先生、このまま痩せたら体なくなっちゃうよ!」と情けないことに叱られました。私はマクロビオティックが正しいと思い込んでいましたが、その時に「確かにこのままではいけないな」と気付かされ(本当に目が覚める思いでした)、新たな食事法を探すことになります。

20代中盤:高タンパク+メガビタミンで足し算を覚える

マクロビティックの弊害を感じた私は肉・魚を積極的に摂取をするように試みました。しかし、ここで新たな問題が生じます。とんでもない胃もたれなどの消化不良を経験しました。これはおそらく低タンパク・低脂質の食事を継続していたことから、消化液の分泌量の低下、腸内細菌のバランスの変化など、消化器の機能低下があったと考えられます。

そこで目をつけたのが消化・吸収効率を重視したプロテインやサプリメントを摂取する高タンパク+メガビタミンの食事法です。「消化・吸収機能が落ちているなら、消化器に負担をかけない加工食品で体を回復させよう」という魂胆です。

ここまでではないですが、本当にサプリメントをガバガバと飲んでいました。

この食事法では厚生労働省が出している「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の何倍、何十倍もの量の栄養素をプロテインやサプリメントで摂取します(緑色の部分をタップすると厚労省のHPに飛ぶことができます)。

この食事法の結果として、体重は標準体重くらいに戻り、乾燥肌や髪質の改善が見られ、美容師さんに「髪の毛が元気になりましたね!」と言われるようになりました。また、風邪などの感染症に罹らなくなり、病気による体調不良の頻度が明らかに減りました。さらに体が栄養で満たされるようになった頃、肉や魚を摂取しても胃もたれなどの消化不良を感じなくなりました。ここで栄養をしっかり摂ることの大切さを学びました。また、特にビタミンD3のサプリメントを摂取することでさらに花粉症の症状が劇的に改善されたことも私にとって大きかったです。

しかし、この食事法に変えてから初期から感じたのは、体臭や排泄物のニオイがサプリメントのような人工的なものに変わったこと。この時点で「やはり自然ではない」と感じていました。あとシンプルにプロテインやサプリメントの購入にお金がかかるので経済的な面の負担を感じました。また、体は栄養で満たされているはずなのに元気な感じはありませんでした。

「やはり栄養だけを摂ったとしても健康にはなれないのだろうな…」と感じていたタイミングで、また別の食事法と出会います。

20代後半:ファスティング(断食)で空腹と引き算を覚える

私が20代後半くらいの頃、同業の友人・知人の間でファスティング(断食)が流行しました。そして私も友人の勧めで3日間のファスティングを試してみることにしました。

最初のファスティングはとても辛く感じたことを覚えています。

結果として、3日間食事を抜くので当然のことながら強い空腹を感じますが、体重は1日1kgくらいのペースで落ちていきました。何よりの発見は、背骨の硬さや疲労感が抜けていることに気がつきました。

もちろん、落ちた体重はファスティングを終えて食事を再開すると元に戻るのですが、この時に空腹に合わせた食事量に調整すると必要以上にリバウンドしないことにも気がつきました。そして、ついつい食べ過ぎた時は背骨の硬さや疲労感が強くなること空腹に合わせて食事をしているとこれらが軽くなることも気がつきました。

ここでファスティングを通じて学んだことは2つです。

  1. 空腹には胃が空になって感じる空腹と、体から栄養が少なくなって感じる空腹の2種類があるということ。
  2. 栄養の足しすぎも消化器に負担をかけ、背骨の硬さや疲労感につながること(他の症状も人によっては肩こりや腰痛、膝の痛みなどとして出ると思います)。
現在でも16時間食事の間隔をあける間欠的ファスティングが流行っているみたいです。

空腹感に病みつきになった私は月1回の3日間のファスティング最長14日間のファスティングなどを試みたのですが、再度マクロビオティックをしていた頃のような栄養失調な感じに体が傾いていきました。また、ファスティング中は家族と食事をしないため、コミュニケーションが不足することを学びました(私がファスティング中に焼肉をしていた時は悲しくなりました)。

何となくファスティングの効果も体感して分かってきたところで、ある考えが思い浮かびます。

30代前半:太ろうとしてMEC食を試して激太りする

20代前半で69kgまで太った私ですが、体重の増減を経て今度は自分はどこまで太れるか興味が湧いてきました。年齢的にも体の老化を感じ始め、筋トレの頻度・量を増やしたのもきっかけとしてありましたが、体を大きくする方向に興味を持ちました。そこで注目したのがMeat,Egg,Cheeseの頭文字をとったMEC食です。

肉、卵、チーズを中心に食べるのがMEC食です。沖縄の医師が提唱しました。

名前の通り、高タンパク・高脂質の食事法で栄養素をガンガンに入れていきます。MEC食は外食の際にお店を選びやすいというメリットがありました。また結果としては、皮膚や髪の質は改善するようになりましたが、やはり消化器に負担がかかったのか背骨の硬さ・疲労感を強く感じるようになりました。また、目的であった体重増加も69.8kgが限界で、どうしても70kgを超えることがありませんでした。というよりも、それ以上に体重を増やそうと食事量を増やすと著しく体調を崩し、食べられなくなりました。

この写真を撮って「もう十分太ったなぁ」と思い、体重を戻すことを決めました。

MEC食を経験したことで、栄養を体で満たすことの大事さ、栄養が過剰な場合の弊害、空腹に合わせて食事を摂ることの大事さを改めて感じました。

注意:効果には個人差があります

さて、これまで私が体験してきた食事法とその変化を時系列でお伝えしてきました。それぞれの食事法についてはまた別の機会に詳しくご紹介するとしますが、今回のブログを通じてお伝えしたいのは「痩せたいのならマクロビオティックやファスティング」だとか「体重増加ならプロテインやMEC食」ということではありません。

食事を変えたからって全員が同じ変化や効果を感じるわけではありません。

今回、時系列で食事法と体感した効果をお伝えしたのは、ある食事法を試す前の食事の状況とその時の体の状態をお伝えするためです。仮に20代前半で何も考えずにファストフードを食べまくっていた私がMEC食に切り替えたところで、おそらく大した変化は起きなかったことでしょう。マクロビオティックというそれまでとは反対方向の食事を試したからこそ、大きな変化(体重減少や花粉症の改善など)があったはずです。

とはいえ、同じような状況下で同じような食事法を試しても効果には個人差があるはずです。お酒の強い・弱いがあるように、栄養素の消化・吸収・代謝には個人差があるためです。そのため、今回の私の体験談は参考の1つにしていただければと思います。

お酒の強い・弱いは体質によって決まりますが、それは食べ物でも同じで体への影響は人それぞれです。

また、このブログではこれまでにも食事に関する記事を投稿しております。今後も投稿をしていく予定ですが、ご興味があればどうぞ別の記事も読んでみてください。

まとめ:あなたに合った食事法を見つけるヒント

いかがでしたでしょうか?今回は私が20代前半から30代前半までに試した4つの食事法(マクロビオティック、高タンパク+メガビタミン、ファスティング、MEC食)を時系列でご紹介しました。それぞれの食事法には一長一短があり、体験を通じて多くの学びがありました。

大切なのは、「どの食事法が良いか」ではなく、「今の自分に何が必要か」を考えることです。

もう一度この言葉を思い出してみてください。

これまでの経験から私自身が感じたことは「どんな食事法にもメリットとデメリットがある」ということ。そして「それらの効果は人それぞれ違う」ということです。同じ方法を試しても、必ずしも同じ結果になるとは限りません。

だからこそ、自分自身の体調やライフスタイルに合った食事法を見つけることが大切です。今回の記事がそのヒントになれば幸いです。ぜひ、自分自身の体と心の声に耳を傾けながら、試行錯誤してみてください。

神奈川県伊勢原市の整体院すいっちではさまざまなお悩みの方に選ばれ、施術させていただいています。ぜひ、以下の画像をタップして当院のホームページもご覧になってみてください。

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