前回のブログ「BMIは信頼できる?健康診断の「肥満判定」の科学的根拠と個人差の重要性」でも触れましたが、健康診断ではさまざまな検査を行い、さまざまな数値が出されます。お客様と健康診断の結果のお話になると、よくお聞きするのが上記のような「血圧が高いと言われたから薬を飲まなきゃ…」「すぐに塩分制限しなきゃ…」というご相談やお悩みです。
しかし実は、BMIと同様に高血圧の基準値も、私たちが思っているほど「絶対的な基準」ではありません。むしろ、医学界では基準値が何度も変更され、測定環境による影響や個人差の重要性が継続的に議論されています。
今回は、血圧とは何か、基準値の歴史的変遷、決定要因の複雑性、そして個人差の重要性について、解説していきます。なお、現代の医学的観点で確認されている情報をベースにしていますが、医学知識は常に更新されます。あくまで参考程度にお読みいただき、ご自身の健康について不安な点がある場合は、必ず医療機関でご相談ください。
もくじ
血圧とは?その基本的な仕組み
血圧という言葉は健康診断で必ず耳にしますが、「血圧って何?」と聞かれて正確に答えられる方は意外と少ないかもしれません。
血圧の定義
血圧とは、心臓が血液を押し出す力のことです。より正確には、血液が血管(特に動脈)の壁に加える圧力のことを指します。
日常的な例えで理解してみましょう。ホースで庭に水を撒くシーンを想像してください。蛇口からの水の流れが強い場合、ホースの内側には大きな圧力がかかります。血圧もこれと同じ原理です。
- 心臓=蛇口(血液を押し出すポンプ)
- 動脈=ホース(血液が流れる管)
- 血圧=管の内部にかかる圧力

「上の血圧」「下の血圧」とは?
血圧は常に「140/90 mm Hg」のように、2つの数字で表されます。これは何を意味するのでしょうか?
- 上の血圧(収縮期血圧):心臓が収縮(縮む)して血液を押し出す瞬間の圧力です。この時が最も圧力が高い時点です。
- 下の血圧(拡張期血圧):心臓が拡張(広がる)して血液が戻ってくるのを待つ時点の圧力です。この時が最も圧力が低い時点です。
血圧とは、この「最高時(上の血圧:収縮期血圧)」と「最低時(下の血圧:拡張期血圧)」の両方を測定しています。
そして、血圧を決定する基本式は次のように表されます。
- 血圧 = 心臓の力(心拍出量)× 血管の硬さ(周辺血管抵抗)
つまり、心臓が強く拍動するか、血管が狭く硬くなれば、血圧は上昇します。

高血圧基準値の歴史的変遷
興味深いことに、高血圧の基準値は過去20年間だけでも何度も変更されています。これは一体なぜなのでしょうか?
日本における基準値の変化
日本の高血圧基準値は、以下のように変遷してきました。
- 2000年:新しい診断基準が導入され、基準値が下げられました。この時点で多くの人が「正常血圧」から「高血圧予備軍」あるいは「高血圧」に再分類されました。
- 2004年:さらに厳しい基準値が設定され、特に糖尿病や腎臓病患者には130/80 mm Hg以下が推奨されるようになりました。
- 2014年:日本高血圧学会が新しいガイドラインを発表し、日本人が脳卒中のリスクが高いという点を考慮した基準値が設定されました。
- 2019年:さらに細かい年齢層別の基準値が設定され、個別化の方向性が強まりました。
つまり、「従来は正常血圧とされていた人が、基準値の変更によっていきなり高血圧と判定された」という経験は、医学的に実在する現象なのです。
なぜ基準値は変更されるのか
高血圧基準値の変更は、Framingham Heart Studyなどの大規模疫学研究の新しい知見に基づいています。これらの研究により、血圧が連続的に心血管疾患リスクに関連していることが示されてきました。
しかし同時に、「最適値」の設定は、対象となる人口集団の特性(年齢、人種、既存疾患)に大きく依存しており、万能な「正解」が存在しないことも明らかになってきています。
血圧を決定づける複雑な要因
ここが非常に重要なポイントです。血圧は、単一の要因で決まるのではなく、複数の要因が複雑に相互作用することで決定されています。
血圧の主要な決定要因
血圧を決める要因は、最低でも以下の10カテゴリに分類されます。
- 心臓の力(心拍出量)
心臓が1回に押し出す血液の量と、1分間に何回拍動するかの組み合わせです。運動中は心臓が強く、速く拍動するため血圧が上昇し、寝ている時は心臓の動きが穏やかになり血圧が低下します。

- 血管の硬さと太さ(周辺血管抵抗)
血液が動脈を通るときの「抵抗」のようなものです。管が狭いほど、または硬いほど、抵抗が大きくなり血圧が上がります。加齢により血管が硬くなり(動脈硬化)、血圧が上昇する傾向があります。

- 神経・ホルモン調節
脳と神経系、そしてホルモン(特にレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系)が、心臓と血管をコントロールしています。これは無意識のうちに起こります。ストレス反応では、脳が神経とホルモンを使って心臓をより強く拍動させ、血管を収縮させます。

- 遺伝的要因
血圧のうち約30~60%が遺伝的要因に起因します。親が高血圧の場合、子どもも高血圧になりやすい傾向がありますが、これは「必ず高血圧になる」という意味ではなく、「傾向がある」という意味です。
- 年齢と性別
年齢とともに血圧は上昇し、特に収縮期血圧の上昇が顕著です。女性は男性より若い年代では血圧が低い傾向がありますが、閉経後は上昇する傾向があります。

- 塩分と水分バランス
塩分と水分の量は、血液の量に直結します。より多くの血液が血管の中を流れれば、圧力が高くなります。塩分が多い食事をすると、体が水分を保持しようとし、血液量が増加します。
- 生活習慣
定期的な運動は血圧を低下させます。過度なアルコール摂取は血圧を上昇させ、制限すると約3.8 mm Hg低下します。カリウム、カルシウム、マグネシウム、食物繊維を含む健康的な食事が血圧低下に役立ちます。

- 心理的ストレス
精神的ストレスは神経系を活性化させ、血圧を上昇させます。医療機関での不安で血圧が上がる(後述する「白衣高血圧」)、仕事のストレスが多い時期に血圧が上昇する、リラックスしている時は血圧が低下する、といった現象が起こります。

- 時間帯と季節
血圧は1日の中でも変動します(サーカディアンリズム)。朝は血圧が一般的に高く、夜間は低下します。これは正常で健康的なパターンです。また、冬は血圧が高く、夏は低い傾向があります。
- 測定環境
医療機関での測定か、自宅での測定か、あるいは24時間連続測定かにより、結果が大きく異なります。この点については次のセクションで詳しく解説します。
以上のような要因が常に相互作用しているため、血圧は非常に複雑な指標です。
白衣高血圧とマスク高血圧|測定環境の問題
血圧測定における最も重要な問題の一つが、測定環境による影響です。
白衣高血圧とは
白衣高血圧(White Coat Hypertension)とは、医療機関での測定時には血圧が高いのに、自宅での測定では正常範囲内に収まるというケースです。
これは決して稀な現象ではなく、有病率は20~25%と推定されています。つまり、4人に1人は、医療機関での測定環境という「ストレス」により、人為的に血圧が上昇しているということなのです。

興味深いことに、この上昇は医師の存在よりも医療機関の環境による影響の方が大きいことが研究で示されています。
マスク高血圧とは
逆に「マスク高血圧」という、診察室では正常血圧ながら日常生活では高血圧である方も存在し、その有病率も同程度(20~25%)です。
これは非常に危険です。なぜなら、診察室での測定では「正常」と判定されるため、高血圧が見逃されてしまうからです。
ちなみに上記をお読みいただけるとお分かりになると思いますが、マスク高血圧の「マスク」とはフェイスマスクのことではなく、「隠す・覆い隠す」という意味のmaskであり、「診察室では隠れて見えない高血圧」という意味です。
測定方法による基準値の違い
白衣高血圧やマスク高血圧のことからお分かりになるように、同じ個人でも測定環境により大きく異なります。多くの国際的ガイドラインでは、高血圧診断の確認に24時間外来血圧監視(ABPM)を推奨していますが、利便性に欠け、多くの初期医療施設では利用できていません。
以上のことから、医療機関や健康診断での測定だけに頼ることのリスクがお分かりいただけるでしょう。
正しい血圧の測り方|結果を信頼できる測定環境とは
ここまで見てきたように、血圧は「測る場所」と「測り方」に大きく左右されます。私も病院勤務をしていた経験があり、受付に置いてある血圧計で測定している患者様を観察していると…
- 足を組んだまま
- 背もたれにもたれず前かがみ
- 腕がぶら下がった状態
などで血圧を測っている方も少なくありませんでした。こうした姿勢は、血圧を実際より高く(あるいは不安定に)出してしまう原因になります。
ご自宅での血圧測定の基本
ご自宅で血圧を測るときのポイントは、次のようなものです。
- 測るタイミング
- 朝: 起床後1時間以内、排尿後、朝食前、薬を飲む前
- 夜: 就寝前、できれば食後1~2時間以上あけてから
- 毎回、できるだけ同じ条件で測ることが大切です。
- 測る前の準備
- 測定前の30分は、激しい運動・喫煙・カフェイン(コーヒー、お茶、エナジードリンクなど)を避ける
- 測定前に1~5分、椅子に座って安静にする
- 会話やスマホ操作をしながら測らない
- 姿勢(これがとても大事です)
- 椅子に深く腰掛ける
- 背もたれにもたれて、背中をしっかり支える
- 足は組まず、床にペタッとつける(ぶらぶらさせない)
- 腕はテーブルなどに乗せ、「心臓の高さ」にくるようにする
- 力を抜いて、肩や腕に力が入らないようにする
- カフ(腕帯)の巻き方
- 厚手の服の上からではなく、直接腕に巻く
- カフの位置は、肘の少し上(上腕の真ん中あたり)
- きつすぎず、ゆるすぎず、指1本が入るくらいを目安に

何回測ればいいか?
1回だけの測定だと、その時の緊張や姿勢で大きく変わることがあります。
- 1回目と2回目が違う場合は、1分ほどあけて2回測定し、その平均を取る
- 数日~1週間分の記録を見て、全体の傾向を確認する
これが、医師が診察のときに参考にしたい「家庭血圧データ」のイメージです。
医療機関で測るときのポイント
病院や健診会場でも、本来は家庭と同じような姿勢・条件が理想です。
- 呼ばれてすぐに測定するのではなく、できれば1~2分は座って安静にする
- 厚手の上着は脱いで、腕を出した状態で測る
- 背もたれのある椅子に座り、足を組まず、腕を台に乗せて「心臓の高さ」に合わせる
- 緊張しているときは、その旨を医師やスタッフに伝える(白衣高血圧の可能性を考慮してもらうため)
もし「いつもより高い気がする」「さっき走ってきた」など、明らかに条件が違う場合は、遠慮せずにスタッフに一言伝えると良いと思います。
このように、血圧は「何を測っているか」だけでなく、「どう測っているか」も結果に大きく影響します。以上のように正しい測定方法を知っておくことは、不必要に不安にならないためにも、本当に必要な場合にきちんと対策を取るためにも役立ちます。
医学的検討が継続的に必要な基準値の例
以上を踏まえると、医学界では現在も多くの議論が展開されているのです。
糖尿病患者の血圧目標値
最も議論の多い領域です。
従来、糖尿病患者には130/80 mm Hg以下の積極的な血圧低下が推奨されていました。しかし2010年に発表されたACCORD試験(4,733人の糖尿病患者対象)では、収縮期血圧130 mm Hg未満への積極的な低下と140 mm Hg未満の標準的低下を比較した結果、心筋梗塞、脳卒中、心血管死などの複合的なリスクに有意な差がありませんでした。
むしろ、積極的治療群では低血圧に伴う有害事象が増加したのです(3.3% 対 1.3%、P<0.001)。
この結果により、糖尿病患者への普遍的な130/80 mm Hg目標値が疑問視されるようになり、現在でも医学的議論が継続しています。
日本の最新ガイドラインでは厳格な管理(130/80未満)が推奨されていますが、副作用のリスクなども考慮し、個々の患者さんに合わせた判断が重要視されつつあります。

高齢者の血圧目標値
高齢者に対して、若年者と同じ基準値を適用すべきか、あるいはより高い目標値を設定すべきかについても、継続的な検討が行われています。
特に「J字曲線」と呼ばれる現象——拡張期血圧が70 mm Hgを下回ると、かえって心筋梗塞リスクが増加する可能性——について、多くの議論があります。
高齢者では脈圧(収縮期血圧と拡張期血圧の差)が大きくなる傾向があり、単純に血圧を下げることが血流不全を引き起こす可能性があります。
日本のガイドラインでも年齢による区別はされていますが、高齢者の個人差(元気な方と虚弱な方など)は非常に大きいため、一律の基準でよいのかという議論は続いています。
人種・民族による血圧反応性の違い
黒人とアジア系では、遺伝的背景により血圧調節機構が異なることが明らかになってきました。例えば、塩分感受性が異なる集団がある、特定の降圧薬に対する反応性が人種間で異なる、同じ血圧値でも臓器障害のリスク(特に脳卒中)が異なる場合がある、といった知見です。

単一の普遍的基準値が全人種・民族に適切であるかが継続的に問われています。このように医学は日々進歩しており、基準値も更新され続けています。
血圧との上手な付き合い方
以上を踏まえ、健康診断で血圧が高いと指摘された場合、どのように対応すべきかについてお伝えします。
複数回の測定を重視する
特に血圧については、医療機関での単一測定値ではなく、複数回の測定、できれば自宅での測定も含めた平均値を参考にすることが重要です。白衣高血圧の可能性を排除することが、より正確な診断につながります。
自宅での測定は、朝と夜の2回、座って安静にした状態で測定することが推奨されています。
基準値を「絶対」と考えない
基準値は参考値です。「この値を超えたら必ず病気になる」というものではなく、「統計的に見て、このレベルからリスクが増加する傾向がある」という程度に理解することが重要です。
特に、以下のような場合は、血圧値だけで判断することは危険です。
- 白衣高血圧の可能性がある人
- 日常的にストレスレベルが高い人
- 年配の方(年齢に応じた基準値を適用すべき)
- 既存の疾患がある人
生活習慣の改善は「血圧改善」ではなく「健康改善」と考える
もし血圧値が高い場合、運動や食事改善に取り組むことは良いことです。しかし、その目的を「血圧を140/90未満にすること」ではなく、「全体的な健康を改善すること」と考えることが重要です。
例えば、以下のような改善は価値があります。
- 定期的な運動により、血管機能が改善される
- バランスの良い食事により、血糖値が安定し、エネルギーレベルが向上する
- 十分な睡眠により、ストレスが軽減され、体調が整う
- ストレス管理により、自律神経のバランスが改善される
これらの改善により、結果的に血圧が低下することもあれば、血圧は変わらなくても全体的な健康状態が改善することもあります。重要なのは、「血圧という数値」ではなく、「実際の健康状態」です。
段階的で持続可能なアプローチ
いきなり劇的な生活習慣改善をするのではなく、段階的に取り組むことが重要です。
- 現在の生活習慣を観察し、記録する
- 1つの習慣(例えば、週3回の30分運動、または塩分摂取の見直し)から始める
- 2~3週間継続して、効果を確認する
- 必要に応じて、次のステップに進む
無理のない範囲で、長期的に続けられるアプローチが最も効果的です。
医療機関との相談を重視する
特に以下の場合は、医師への相談をお勧めします。
- 複数の健康診断で高血圧が継続している場合
- 既往歴や基礎疾患(糖尿病、腎臓病など)がある場合
- 大幅な生活習慣改善を検討している場合
- 症状が出現した場合(頭痛、めまい、動悸など)
- 降圧薬の服用を検討している、または既に服用している場合
血圧は複雑な指標であり、自己判断だけで対応することは危険です。
身体のメンテナンスと整体の役割
ここで、整体師という視点からお伝えしたいことがあります。
整体の施術は、直接的に血圧を低下させたり、高血圧を治療したりするものではありません。これを最初に明確にしておくことが重要です。しかし、整体施術は、以下の点で間接的に「全体的な健康改善」に役立つ可能性があります。
筋肉緊張の解放によるストレス軽減
慢性的な筋肉の緊張は、ストレスホルモンの上昇と交感神経の優位をもたらします。整体の施術により筋肉の緊張が緩和されると、リラックス状態になりやすくなります。
姿勢改善による呼吸機能の向上
悪い姿勢は、呼吸の効率を低下させ、酸素供給を制限します。整体の施術により姿勢が改善されると、呼吸が深くなり、全身への酸素供給が改善される可能性があります。
リラクゼーション効果による自律神経へのアプローチ
施術により身体がリラックス状態になると、副交感神経が優位になりやすくなります。これは、睡眠の質の向上や、ストレスによる血圧上昇を抑えることにつながる可能性があります。
以上のように、整体は「血圧改善の直接的な手段」ではなく、「健全な生活習慣の実践を支援する、身体のメンテナンス」という位置づけが適切です。
よくあるご質問
ここからはよくある質問に対する回答をご紹介します。これまでの復習代わりにもお読みください。

- 白衣高血圧とマスク高血圧の有病率に関するメタ分析
Phaisan W, et al. Diagnostic performance of clinic and home blood pressure measurements compared with ambulatory blood pressure: a systematic review and meta-analysis. BMC Cardiovasc Disord. 2019;19:251. https://doi.org/10.1186/s12872-020-01736-2 - 糖尿病患者における強化血圧管理の影響(ACCORD試験)
ACCORD Study Group. Effects of Intensive Blood-Pressure Control in Type 2 Diabetes Mellitus. N Engl J Med. 2010;362:1575-1585. https://doi.org/10.1056/NEJMoa1001286 - 高齢者高血圧におけるJカーブ現象(血圧の下がりすぎリスク)
Kario K. Key Points of the 2019 Japanese Society of Hypertension Guidelines for the Management of Hypertension. Hypertension. 2019;74(6):1296-1299. https://doi.org/10.1161/HYPERTENSIONAHA.119.13972 - 日本における高血圧基準の変遷と管理指針
Umemura S, et al. The Japanese Society of Hypertension Guidelines for the Management of Hypertension (JSH 2019). Hypertens Res. 2019;42:1235–1481. https://doi.org/10.1038/s41440-019-0284-9
関連記事
本記事では血圧についてまとめてきました。本記事で触れた「健康改善」についてはさまざまな視点で考えることが重要です。例えば、食事では「健康的な食生活の秘訣:避けたい食材・食品と取り入れたい食事法」、運動では「「少しキツい」運動が健康に良い理由|適切な運動強度の見つけ方完全ガイド」などの記事が参考になると思います。ぜひ、以下の関連記事もぜひご参考になさってください。
まとめ:血圧は参考値。総合的な健康評価が重要
ここまで、血圧の基本、基準値の変遷、決定要因の複雑性、そして個人差について、解説してきました。最後に、重要ポイントをまとめます。
- 血圧は参考値であり、絶対的な診断基準ではない
- 基準値は継続的に見直されており、一定ではありません
- 測定環境により大きく異なります
- 個人差と測定環境の影響が極めて大きい
- 白衣高血圧とマスク高血圧がそれぞれ20~25%存在します
- 医療機関での単一測定だけでは不十分です
- 複数の要因が相互作用して血圧は決まる
- 心臓の力、血管の硬さ、神経・ホルモン、遺伝、年齢・性別、塩分、生活習慣、ストレス、時間帯など、少なくとも10の要因が関与します
- 単一の要因だけで判断することは危険です
- 医学的議論が継続している
- 糖尿病患者の目標値、高齢者の基準値、脈圧の役割など、多くの論点で議論が続いています
- 「正解」は一つではなく、個別化の方向性が強まっています
- 健康改善の目的は「血圧改善」ではなく「全体的な健康改善」
- 定期的な運動、バランスの良い食事、十分な睡眠、ストレス管理が重要です
- これらにより、血圧が改善されなくても、健康状態は改善される可能性があります
健康診断や医療機関の診察で血圧が高いと判定されても焦る必要はありません。重要なのは以下の通りです。
- 複数回の測定(特に自宅測定)から総合的に判断する
- 医師に相談し、自分の状況に応じた対応を決める
- 無理のない範囲で、生活習慣を改善する
- 長期的な視点で、継続可能なアプローチを取る
- 測定環境の影響を理解する
整体院での施術も、このような「全体的な健康管理」の一環として機能する可能性があります。身体のメンテナンスを通じて、ストレス軽減や生活の質向上をサポートすることが、私の役割だと考えています。
健康について不安なことがあれば、まずは医療機関でご相談ください。そして、身体のケアについてご質問があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
神奈川県伊勢原市の整体院すいっちでは、様々なお悩みの方に選ばれ、施術させていただいています。血圧に関するご相談、生活習慣のアドバイスなども含め、皆様の「身体と健康」のトータルサポートを心がけています。
ぜひ、以下の画像をタップして当院のホームページもご覧になってみてください。


重要な免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的診断や治療の代替となるものではありません。健康に関する具体的な判断や治療については、必ず医師などの医療専門家にご相談ください。本記事の内容により、ご自身の判断で医師の指示に従わないことや、服薬を中止することは、健康上の重大な問題を引き起こす可能性があります。整体施術は医学的な治療ではなく、身体のメンテナンスを目的としたものです。















この間の健康診断で「高血圧です」って言われて…。薬を飲んだ方が良いんでしょうか?