活性酸素は敵か味方か?体のサビを防ぐ5つの生活術|老化・病気知らずのカギ

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こんな方々が実際にいるとかいないとか…。実はこれらの習慣は体のサビつきとも言われる酸化を促進しているかもしれません。この酸化とは、痛みや疲労感、老化などの背景となる反応でもあります。

「髪のパサつきが気になる…」「肌のハリがなくなった…」といった悩みの背景にも酸化が関わっていることがあります。今回は、老化や病気の元凶と言われる体のサビつきの正体と、今日から始められる簡単対策を記事にしました。なお、今回は以下の私の動画をベースにした内容になっております。

動画の2分〜6分くらいまでが酸化の内容になっています。

上記の動画ではコロナ禍に投稿したため、基礎疾患や重症化などと絡めてお伝えしています。酸化の内容のみを知りたい方は以下の記事を読み進めてください。

酸化 〜体がサビるってどういうこと?

りんごを切ってしばらく置いていると切り口が茶色くなった…おそらく誰もが見たことのあるこの現象、実はこれが酸化反応です。

茶色くなって、しなしなっとしてきますよね。なお、腐敗は細菌によるものです。

酸化とは、物質が酸素と反応して性質が変化する化学反応…と中学校2年生の理科で習うそうですが、苦手な方はこの時点でアレルギー反応を起こしそうですね。大事なことは、酸化は人間の体でも同じ現象が起き、特に問題になるのが活性酸素という物質です。

細胞が酸化していくイメージ図です。

とは言え、酸化のもとになる酸素は私たちが生きていくために必要です。より専門的に言えば、私たちは体内で酸素を使ってエネルギーを作っています。しかし、このエネルギーを作る際に一定の割合で酸化を強く進めてしまう活性酸素が生まれてしまいます。

活性酸素は私たちの体をサビつかせる原因の1つ…。

活性酸素による酸化ダメージが髪のパサつきや、肌のシミやシワを起こしたり、最終的には基礎疾患やがんなどに発展していきます。

活性酸素は悪者なのか?

ここまでの内容を読むと活性酸素が悪者のように思えるかもしれません。しかし、世の中に絶対的な正義も悪もないように、活性酸素にも良い面があるのです。

例えば、体内に侵入してきた細菌やウイルスを倒す作用もあり、免疫機能の一役を担っています。つまり、活性酸素は「必要悪」のようなものとも言えると思います。活性酸素が出すぎてしまうことが問題であり、バランスが重要なのです。

活性酸素による害が出てしまう背景

活性酸素が過剰に産生されてしまう背景は、基本的に過剰なストレスが原因となることが多いです。具体的には以下のようなものがあります。

  • タバコや排気ガス
  • 紫外線
  • 薬剤や重金属の影響
  • 酸化された食べ物(高温調理したものや食品添加物 ※どちらかと言うと糖化に関与)
  • 過剰な運動(筋肉痛がひどく出るほどの負荷)
  • 心理的なストレス
  • 加齢による抗酸化力の低下
タバコは百害あって一利なし、ですね。

また、近年の研究では活性酸素が脳の神経細胞を傷つけ認知症リスクを高めることもわかってきています。

ただし、紫外線は免疫に重要なビタミンDの産生にも必要ですし、適度な運動は抗酸化能力を高めると言われています。やはり、過剰なストレスが問題になりやすいということになります。

酸化予防 〜抗酸化力を高めるにはどうする?

生きている限り酸化を完璧に防ぐことは不可能ですが、それでも最小限にして抗酸化力を高めるには以下の方法があります。

  1. 酸化を促進する明らかな要因を避ける
  2. 抗酸化作用のある栄養素を意識する
    • 例えばビタミンA・C・E(まとめて「エース」と覚えましょう)には抗酸化作用があります。
  3. 運動
    • 運動の強度は「やや息が切れる程度」が良いとされ、週2~3回で3ヶ月以上継続すると効果が期待されます。もちろん運動は酸素を大量に消費しますから活性酸素も出ますが、し「適度な」運動であれば抗酸化力を高めることができます。
紫外線も気になりますが、適度に陽を浴びたいところ。

今日から実践!5つの抗酸化生活術

酸化予防と抗酸化が大事なのは分かったけど、具体的にどんなことをすれば良いの?

と言う声が聞こえてきそうなので、今日からすぐにできそうな5つの抗酸化生活術をご紹介していきます。

① 色の濃い野菜を選ぶ

トマトのリコピン(加熱で吸収率UP)、ニンジンのβカロテン(油と一緒に)などが良いでしょう。とは言え、種類にこだわらずに旬の緑黄色野菜を積極的に摂りましょう。

② おやつはナッツ類に変える

アーモンドに含まれるビタミンEが細胞膜を保護します。どうしても食べ過ぎてしまいがちですが、1日20粒程度を目安にしましょう(約200kcal)。また、塩分無添加のものを選びましょう。

③ お茶でリラックス

日本人に馴染みのある緑茶に含まれるカテキンが活性酸素を無害化します。ただし、個人的にはカフェインも気になりますし、1日3杯までが効果的とされています。カフェインのないルイボスティーにも抗酸化作用があるとされています。

④ 湯船に浸かる

熱すぎない38〜40℃の湯船に浸かることで抗酸化酵素が活性化します。入浴後は体温1℃上がるのが目安です。重曹入浴(50g投入)でミネラル補給もできます。

⑤ 深呼吸を習慣に

腹式呼吸で抗酸化物質であるグルタチオンが増加するようです。通勤中の信号待ち、就寝前、入浴中などタイミングを自分なりに決めて実践してみましょう。

おまけ:◯✖︎クイズと酸化習慣チェックリスト

これまでの内容の振り返りや理解度の参考にお使いください。

問題:激しい運動は抗酸化に良い?

答えは✖︎!マラソン選手のDNA損傷率は一般人より30%高いと言うデータも…。軽く息が切れるくらいのジョギングや、会話できる程度のウォーキングが最適とされています。

気をつけたい酸化習慣のチェックリスト

以下の項目に当てはまる項目が多いほど要注意!

□ インスタント食品が多い
□ 1日3杯以上コーヒーを飲む
□ 睡眠時間6時間未満
□ ストレスを感じることが多い
□ 日焼け止めをほぼ使わない
□ 週3回以上飲酒する
□ 運動習慣がない

目安は以下の通りです。

  • 3個以下→合格!現状維持でOK
  • 4〜6個→要注意!生活改善が必要
  • 7個全中→即対策を!

まとめ:酸化を予防していきましょう!

「体のサビつき」と呼ばれる酸化は毎日の小さな選択で防げます。私も甘いもの好きな整体師ですが、ナッツやドライフルーツに置き換えるなどをしています。ちなみに甘いものや精製された炭水化物などによって生じる糖化の害についても記事にしているので、そちらもぜひお読みください。

まずは「色の濃い野菜を1品増やす」から始めてみませんか?今回のブログでお伝えした内容を参考に、ご自身に合った対策を見つけていただければ幸いです。

神奈川県伊勢原市の整体院すいっちではさまざまなお悩みの方に選ばれ、施術させていただいています。ぜひ、以下の画像をタップして当院のホームページもご覧になってみてください。

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